妊娠検査薬とは

妊娠の兆候が見られ、まずは自分で確認するためにほとんどの方が妊娠検査薬を使用しますが、人生で妊娠検査薬を使うことは少ない経験ですね。
手軽に購入もでき、手軽に検査できるということは分かりますが、どのように使ったらよいものか、実は戸惑ってしまうものだと思われます。

妊娠検査薬とは、尿中のヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)を検出して妊娠の有無反応を見るものです。
ヒト絨毛性ゴナドトロピンとは、受精卵が子宮に着床を果たすと、着床状態を守ろうと黄体ホルモンの分泌を継続させるために胎盤から分泌されはじめるものです。
これは、受精卵が着床して初めて分泌されるものですので、胎児がいないと反応が出ないものなのです。

妊娠検査薬の種類

妊娠検査薬には、2種類あるのをご存知ですか?妊娠検査薬は通常の妊娠検査薬と早期妊娠検査薬というものがあります。
一般的に薬局やドラッグストアで購入できるのが通常の妊娠検査薬です。
生理予定日の1週間後より検査可能なもので、その確率の高さは99%以上となっています。

早期妊娠検査薬とは、その名の通りで早い段階から妊娠の検査ができる妊娠検査薬です。
早期妊娠検査薬は、生理予定日の当日から検査可能です。
メーカーによっては、生理予定日4日前から検査可能なのものもあります。
これは、女性の体に妊娠が成立する際に分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピンの尿中レベルを、一般的な妊娠検査薬よりも低く設定された値で判定することができるため早期でも妊娠判定が可能なのです。
妊娠を待ちに待つ女性にとっては、妊娠検査を生理予定日の1週間後までなど待てないと思う方が多いものです。
早く妊娠の確認をしたいという女性には早期妊娠検査薬をおすすめします。

ですがこの早期妊娠検査薬は、医薬用体外診断用医薬品にあたり、2009年6月の薬事法改正によって医薬用体外診断用薬品を取り扱っている薬局のみでの販売となっています。
薬剤師さんによる対面販売となりますので、ドラッグストアなどの店頭では見当たりません。
広告や店頭陳列も禁止されているものですから、薬剤師さんに声を掛けて販売してもらいましょう。

初めての妊娠検査薬の使い方、判定の見方

まず、妊娠検査薬に尿をかけるか、紙コップなどに採取した尿に浸すかして検査します。
各メーカーによって、尿をかけたり尿に浸す秒数に差がありますので必ず取扱説明書に従ってください。

キャップが付属の場合は検査薬を下に向けたまま装着します。
そして検査薬を平らな場所に水平に置きます。
そのまま1分程待ちましょう。
手に持ったまま待たないでくださいね。
妊娠の判定を確認するには、2種類のラインによって確認できます。
各メーカーによって言い方が異なりますが、『終了窓』や『確認』が検査の終了を示す場所ですので、検査が正しく終了した場合はそこにラインが表れます。
妊娠の陽性判定は『判定』と示している場所にラインが表れてきます。
終了窓、判定窓の両方にラインが出ていたら陽性であり、妊娠しているということです。
例えラインが薄い場合であっても陽性です。
陰性であれば、終了窓にはラインは表れますが、判定窓にはラインは表れてきません。
このような場合は残念ながら妊娠には至っていないということです。
尿をかけて10分経っても終了窓にラインが出てこない場合は、尿量不足などの操作ミスですので、再度やり直してみましょう。

妊娠検査薬を使うタイミング

妊娠を心待ちにする女性は、妊娠を早く知りたい気持ちのあまり妊娠検査薬を早めに使用してしまう傾向にあります。
本当にその気持ちはよく分かります。
ですがそのフライングぎみの気持ちが正しい判定結果につながらないことになり、気持ちばかりがあせってしまうというストレスを生んでしまいます。
妊娠していてもヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が検査薬の反応値に達していないだけかもしれません。
本当は妊娠しているのに正しい反応が出ず、陰性でがっかりなどという嫌な気持ちを味わうよりも、ゆったりと構えて正しい検査時期を守って正しい判定結果を待ちましょう。

妊娠検査薬の使用上の注意点

妊娠検査薬は、使用する直前に開封しましょう。
1本づつ小分けになっている袋の中には検査薬の変質防止の保存剤が入っています。
袋から出しっぱなしになっていた検査薬を使用すると正確な反応が出ないことがありますので注意しましょう。
検査薬の先端以外に尿がかかることは正確な判定につながらないことがありますので、失敗しないために紙コップを使うことをおすすめします。
妊娠検査薬には使用期限がありますので、保管している検査薬を使用する場合は使用期限を確かめてから使用してください。
また、検査薬を使う前に大量の水分を摂りすぎていると尿が薄まってしまい正しい判定ができない場合もありますので気を付けましょう。

陰性が出てもきちんと病院へ行きましょう

妊娠検査薬を試して陰性が出ても生理が来ないなどの場合、妊娠検査薬を使う時期が早過ぎた可能性が考えられます。
また、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の分泌量にも個人差がありますので、生理予定日が正しくてもhCGの分泌が十分でないこともあります。
生理予定日を勘違いしていたですとか、生理予定日を把握していないということもありますし、陰性だったから妊娠していないと一概に考えてはいけません。
逆にhCGの数値が上限を超えていて判定が陰性を表してしまう場合もあります。
双子や三つ子といった多胎児の妊娠の際は、hCGの量が多過ぎて妊娠検査薬の判定が陰性を表すことがあるのです。
このようなことを踏まえて、妊娠検査薬が陰性でも何かおかしいと感じた時には、病院で診察してもらうことが大切です。