不妊治療を受けている方、受けようと思っている方必見です。

不妊治療は高額な医療費がかかってしまいますが、国や地方自治体からの助成金をうまく活用することで負担が軽くなるのはあなたも知っていると思います。
この助成金制度が2016年4月1日から変更になるって知っていますか?自分のことなのでもちろん知っている方もいると思いますが、受けられる回数と年齢と期間が変わります。
しっかりと変更点を把握して、うまく不妊治療の助成金を受けましょうね。

そもそも不妊治療の助成金ってなに?

体外受精や顕微授精以外の治療方法では妊娠の見込みがないか、医者に可能性が極めて少ないと診断された、法律上婚姻をしている夫婦に助成する仕組みです。
助成の限度額は1回あたり15万円までと決まっていて、所得制限もあります。
夫婦合算で730万円の所得をボーダーとして受けられるかどうかが決まります。注意してほしい点は夫婦での合算金額です。
この部分については今回変更はありませんが、細かいポイントで変更されているので紹介していきたいと思います。

不妊治療の助成金の変更するポイント

年齢制限が設けられてしまいました…

今までは年齢制限がありませんでしたが、新制度では年齢に制限がかかってしまいます。
この助成金が受けられるのは43歳未満の方が対象になっています。
というのも、今まで不妊治療を受けている40歳以上の方は平成22年の調べでは全体の35.7%ということです。
不妊治療に年齢制限が設けられたのは残念ですが、体外受精による妊娠率は40歳で0.7%、45歳では0.6%に落ち込みますし、流産や妊娠合併症のリスクも高くなります。

また、不妊治療のための助成金の受給件数は制度が始まった2004年度度に約1万7600件だったようですが、ここ10年あまりの2012年度では6.5倍の11万5200件と急増しています。
これにより公費が約25億円から約200億円と大きくお金がかかってしまっていることが、変更に繋がったようですね。

もちろん年齢が制限されたというマイナス面だけではなく大きなプラス面もありますよ!

回数が変更に!年間回数と通算回数が大きく変わります!

プラス面としては回数が変更になったということが大きいと思います。
現行では、年間に2回まで(初年度は3回)受けることができましたが、新制度では不妊治療を年間に受ける回数には制限が無くなりました。

また、通算回数は現行制度では10回までとなっておりましたが、新制度では初回40歳未満であれば通算6回初回43歳未満であれば3回まで受けることができます。
厚生労働省によると体外受精による不妊治療を受けた方の、9割が6回で妊娠に成功していることから、この回数にしていると発表されています。

↑が厚生労働省のYOUTUBEのチャンネルです。変更点については9分36秒から紹介されています。

不妊治療の助成期間が撤廃されました

現行制度では通年5年間だけしか受けられませんでしたが、新制度では制限がなくなりました。

なので、現行制度では通年の期間制限もありますし、回数制限もありますので年2回かける5年間不妊治療を受けるのが助成金を有効活用するために必要なスケジュールでした。

しかし、今後は回数制限はあるものの、期間の制限がなくなりましたので(その間に43歳以上になってしまうと受けられませんが)ゆっくりと不妊治療を受けられることとなりました。
でも、新制度の落とし穴が年齢制限ですね。43歳までという制限がありますので、例えば41歳の方が助成金を受けて不妊治療をするとすると残り約2年の間に3回体外受精をする必要があります。
体外受精と一言で言っても、かなり女性には負担のかかる治療です。一気に受けるのはなかなか言葉では表現しきれないつらさがあると思います。

しかし、あくまでもこれは助成金を受けての不妊治療です。
自費での不妊治療はいくら受けようが自由です。

「でも、お金がたくさんかかるから助成金を受けているんだけど・・・。」

という方に朗報ですが、金融庁が2016年4月にも助成金の新制度に移行するのに合わせて、不妊治療に伴う医療費を賄うための保険金融商品を解禁するということを発表しました。
今でも、不妊治療中にも加入できる医療保険というのに「子宝エール」というのがありますがあくまでも不妊治療に直接保険が下りるというものではありませんでした。
今回の発表で様々な不妊治療への医療費を賄う保険が出てきそうですね!

参考:金融庁発表の不妊治療への保険商品解禁のニュース

3月25日の発表ということで、まだどんな保険商品が出てくるのかはわかりませんが、今回の新制度で助成金を受けられなくなる方は要チェックですね。
赤まちドットネットでも、保険については調査して紹介したいと思います。

不妊治療の助成金の変更まとめ

  • 不妊治療の現行制度、新制度の一覧表
対象年齢 年間助成回数 通算助成回数 通算助成期間
現行制度 限度無し 年間2回(初年度3回) 通算10回 5年間
新制度 43歳未満 限度無し 初回40歳未満6回
初回43歳未満3回
限度無し

こちらが一目でわかる一覧表です。
参考にしてみてください。ちなみに今回の助成金は国からの助成金のお話となります。
地方自治体による助成金についてはまた別の扱いになりますので、あなたの住んでいる自治体のHPなどをよくチェックしてみてくださいね!