妊娠初期に夏を迎えるあなたに気を付けてほしいポイント

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妊娠おめでとうございます。初めての妊娠の方もそうでない方も、今年の夏は特に注意が必要です。

NASAによると99パーセントの確率で2016年の夏は過去最高に暑くなると予想されています。
実際まだ7月頭の初夏なのに30度を超える地域がいっぱい出ています。
参考:https://www.theguardian.com/environment/2016/may/16/april-third-month-in-row-to-break-global-temperature-records

実は妊婦の方にとって一番注意が必要な時期は夏といわれています。
というのも、妊娠中に基本とされる「体を冷やさない」「塩分を摂りすぎない」という2つのポイントが、夏には当てはまらない場合があるためです。

「体を冷やさない」ことは確かに大切ですが、あまりに暑い恰好をしてしまうと、妊婦さんが絶対に避けたい熱中症の原因にもなります。
塩分についても同じで、塩分を控えめにすることで、熱中症になりやすくなったりします。

既に「今年の夏はやばそう・・・」と実感している妊婦さんに、今年の猛暑を乗り越えるために気を付けてほしい3つのポイントを詳しく解説したいと思います。

気を付けてほしいのは

  • 妊娠初期の熱中症対策
  • 妊娠初期の夏に適した服装
  • これからの季節に向けて準備しておくこと

の三つです。

つらい夏をなるべく快適に過ごすために、読んでみてくださいね。

妊娠初期の夏は熱中症対策が必須です

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妊娠中でなくても熱中症は危険なのですが、特に妊娠中には注意が必要になります。

熱中症の症状は、急激な体温の上昇によって、頭にめぐる血の量が減って酸欠状態になり、めまいがしたり、水分が失われて脱水症状に陥り血液がドロドロになってしまいます。

妊娠するとホルモンバランスが変わり、黄体ホルモンが多く分泌されます。黄体ホルモンが優位な時は体温が高い高温期になりますので、体温が高い状態が続き、熱中症になりやすい状態に。

また、黄体ホルモンが増えることで、赤ちゃんを作る体になるので、普段より脂肪がつきやすく暑さに弱い体になっています。

他にも、妊娠中は赤ちゃんに血液を送り出すために通常よりも多くの血液が体を巡っていて、妊娠していないときの1.5倍の量の血がめぐっているといわれているぐらい。

そんな状況で水分が不足してしまうと、ドロドロの血液を送り出すのでポンプの役割をする心臓にも負担がかかってしまいます。

なので、しっかりと熱中症対策はしておきましょう。

水分補給はしっかりと

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妊娠中は体温も上がりますので、基礎代謝というなにもしなくても消費されるカロリーが増えます。
いわゆる代謝の良い体質になります。

普段より代謝の良い体質になると、いつもより水分が不足しやすい体質になってしまいますので、妊娠中はこまめな水分補給を心がけましょう。
目安としては1.5リットル以上の水分を一日で摂ることです。

一気に飲んでも、おなかを冷やすことにもつながりますので、あまり冷たくない水をこまめに補給するようにしてくださいね。

水分の種類にも注意が必要です。
緑茶にはカフェインが含まれていますので、あまり適しません。

妊娠中はカフェインを摂りすぎないように指導されると思いますが、実は大量に飲みすぎない限り、コーヒー1杯を飲む程度であれば問題ないとされています。

しかし、これはあくまでもおなかの中の赤ちゃんへの影響を考えた場合。
カフェインには利尿作用があって、普段よりも多くトイレに行きたくなってしまいますので、いつもより体から出ていく水分が多くなってしまいます。

意外なところではウーロン茶にもカフェインが含まれていることはチェックしておいてください。

緑茶やウーロン茶にはタンニンといわれる茶渋の成分が含まれています。
タンニンは鉄分の吸収を妨げる成分なので、貧血になりやすい妊娠中は注意が必要です。

夏にほしい炭酸飲料にはリン酸といわれるカルシウムの吸収を邪魔する成分も。

夏は定番の麦茶やルイボスティーなどを飲むようにしましょう。

夏は塩分控えめは控えてください

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妊娠中は、塩分を控えることが基本として指導されていると思います。

塩分を多くとってしまうと妊娠高血圧症につながってしまい、早産の原因と考えられているためです。

しかし、夏はちょっと事情が違います。
汗をかくと一緒に体の塩分がどんどん抜けてしまいますので、塩分控えめにしていると簡単に熱中症になってしまいます。

夏の間は塩分を控えめにするのは控えめに。
普段通りの食生活を送っておけばそこまで気にすることはありません。

妊娠初期の夏に適した服装

まず説明したいのが、「夏に適した服装」です。

夏には「体を冷やさないけど、暑くない」という矛盾した服装をしなければなりません。
また、建物の中と外の気温差もあるので、非常に服装が難しい季節ですよね。

そんな夏の基本的な服装ですが、「体を締め付けない、風通しの良い服装」が基本の服装になります。

おすすめの服装としては涼しい素材のマキシ丈ワンピースです。

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ワンピースであれば、体を締め付けませんし、風通しがよく涼しいです。

ただし、ワンピースは風通しが良すぎてお腹もスースーするので、冷え対策としてインナーだけは保温ができるものを着ておくことをおすすめします。

また、絶対に持っていてほしいのは、寒い時に羽織ることができる薄手の上着(カーディガン)、汗を拭くためのタオルやハンカチです。

私も夏に妊娠が発覚したときがあったのですが、検診に行くときに外用に涼しい恰好をしたら、大失敗で建物の中に入ると冷房が効きすぎてかいた汗がキンキンに冷えておなかを壊してしまったことがあります。

なので、冷房対策として上着は持っていたほうがいいですね。またかいた汗が冷えないように拭けるものは持っておきましょう。

服はオンライン試着して購入しましょう

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初めての妊娠ということで、マタニティ用の服が必要なの??

と思われるかもしれませんが、実は洋服によって妊娠中でも着れちゃう服はいっぱいあります。
特に妊娠初期ならおなかもあまり出ていないので、ワンサイズ上の服を選ぶだけで対応できるので、そこまで神経質にならないでください。

ただし、体形は変わっているので購入する前に試着するのは必須です。

必須ですが、店舗で試着するのはあまりおすすめできません。
というのも、店舗では冷房がガンガン効いていますし、試着室も狭くて座れないところも多くあります。

そんな場所で服を脱いで、バランスをとりながら着替えるなんてちょっと怖いですよね。

私は「ZOZO TOWN」を利用しています。

いわゆるネットで洋服が購入できる通販サイトですね。

妊婦さんにものすごく良い特徴は「返品のハードルがめちゃくちゃ低い」ことです。
イメージと合わなかったなー、サイズが合わなかったなーという理由でも返品に応じてくれます。

使い方としては、購入したい服を複数サイズ注文してしまって、自宅に届いた時点で試着して、ダメな服は返品するという方法です。

ほぼ宅配試着サービスとして使えます。

これなら、冷房が効いた部屋で服を脱いだり、バランスを崩したりという妊婦さんにとって不安な要素はなく伸び伸びと自宅で試着することができます。

返品も、配送された箱にもう一度詰めて集荷を頼めば終わり。ものすごく簡単です。

返送料もかかるのでは・・・?と思われるかもしれませんが、ZOZOプレミアムという月額350円のサービスに加入すれば返送も無料で行えます。

是非チェックしてみてください。

インフルエンザが流行る秋冬に向けて予防接種を!

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直接夏には関係ありませんが、暑い夏を過ぎるとインフルエンザが猛威を振るう秋冬に突入します。

妊娠中は免疫が落ちてしまっているので、風邪をひいたり体調を崩しやすくなります。
インフルエンザにかかってしまうとタミフルやリレンザという薬を使うのですが、妊婦の方への安全性は研究が進んでいません。

できれば薬は使いたくありませんので、流行する前に予防接種を行ってください。

妊娠中でも予防接種を受けることは可能です。インフルエンザワクチンは不活性化したウイルスを投与するので、健康への影響はほとんどありません。

ただし、予防接種ワクチンには防腐剤として有機水銀(チメロサール)が含まれたものがあります。
チメロサールは特に妊婦や赤ちゃんへの影響はないとされていますが、気になる方は使われていないタイプのワクチンもあります。

予防接種を受ける予定の病院へ確認すると安心ですね。
参考:https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu090918-04.pdf

もし気を付けていても熱中症になってしまったら・・・

どれだけ気を付けていても、熱中症になるときはあります。

そんなときに対処できる応急処置を紹介しますね。

1.体を冷やす
2.水分と塩分を補給する
3.足を心臓より高い位置にする

この三つを覚えておいてください。

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まず何より大切なのは体を冷やすことです。涼しい場所に移動して、体の太い血管が通る首、内腿、わきの下を重点的に冷やしてください。
体にめぐる血液を冷やすことで、体全体の熱を下げることができます。

このとき、服を緩められるところは緩めてください。

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次に大切なのが水分・塩分補給です。

熱中症になると、体の水分と塩分が汗でガンガン流れてしまいます。

脱水症状にならないために、スポーツドリンクなどを飲んで最悪の状況を防いでください。

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最後に大切なのが血液を頭に巡らせることです。
体の温度が上昇して頭に血液が廻らなくなることで、めまいや頭痛につながるのですが、このとき足を心臓より高い位置に置くことでなるべく頭に血を巡らせてあげてください。

熱中症対策に貧血対策を

妊娠中は赤ちゃんに血液をどんどん送るので貧血になりやすい体質になっています。

貧血になると、頭にめぐる血も少なくなったり、疲れやすくなったり熱中症になりやすい体質になってしまっています。

なので、熱中症対策として貧血対策が有効です。

貧血には鉄分と考えがちですが、実は鉄分だけでは十分な貧血対策とはいえません。

大切なのは造血ビタミンの存在葉酸とビタミンB12ですね。

妊婦用の葉酸サプリには妊娠中の貧血対策として、ビタミンb12や鉄分が含まれているサプリがあります。
正しい葉酸サプリの選び方を知って、熱中症対策をして2016年の史上最も暑い夏を乗り越えましょう!