PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)という不妊の原因となる症候群に悩まれている方が最近増えています。
「PCOSと診断されたけど、妊娠できるの・・・?」
「PCOSを予防する方法はないの?」
「そもそもPCOSって聞いたことあるけど何か知らない」
といった様々な疑問や不安があると思います。
今回は、多嚢胞性卵巣症候群について徹底的に調査しましたので紹介させていただきます。
自然妊娠の確率や、簡易的なチェック、そしてPCOSを予防するために大切なことをお伝えしたいと思います。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは
多嚢胞性卵巣症候群って聞いたことありますか??
多嚢胞性卵巣症候群とは今では20人に1人が悩んでいるor潜在的に発症している可能性があって、月経異常や無排卵月経など、不妊の原因になりうる症状です。
通常、卵巣では卵胞が育って大きくなったころに順番に排卵されるという仕組みになっているのですが、多嚢胞性卵巣症候群では卵巣内に小さな卵胞がたくさんできてしまい、一つ一つの卵胞が大きくなれないので排卵がされない(されにくい)という症状があります。
小さな卵胞が卵子の中で連なっている様子から「ネックレスサイン」とよばれることがあります。
多嚢胞性卵巣症候群になってしまうと妊娠率が下がるって聞いたことありませんか??
ネットで調べても不妊の原因だとか、怖いことがいっぱい書かれていますよね。実際にどれぐらいの妊娠率があるのか、データを見てみましょう。
スウェーデンの大学での研究結果なのですが、多嚢胞性卵巣症候群の女性91人を対象に妊娠の成立を調査しています。
その結果、PCOSの方が妊娠できる確率は86.7%となっています。また、自然妊娠した確率は73.6%ということ。
参考:https://humrep.oxfordjournals.org/content/24/5/1176.abstract
「ん?案外確率高いんじゃない??」
と思われるかもしれませんが、実はこの確率にはカラクリがあるんです。
というのも、この研究結果の研究機関は1987年~1995年の9年間の間に多嚢胞性卵巣症候群の方が妊娠に至った割合なんです。
9年間ってものすごく長いですよね。
しかも気を付けていただきたいのが、あくまでも「妊娠した確率」です。自然妊娠だけではなく不妊治療を含む方法(例えば、人工授精などの不妊治療)を用いて妊娠した確率です。
自然妊娠をした方は手段関係なく妊娠した86.7%の中の73.6%です。
なので、純粋な自然妊娠の確率は「86.7%×73.6%=63.8%」です。
図で表すとこんな感じですね。
要は9年間妊活を続けていれば、多嚢胞性卵巣症候群の方も9割近くは妊娠できるということなんです。
でも、9年間ってとても長いですよね。
年齢的に9年間も妊活を続けることはちょっと・・・、という方向けにもう少し短期間での妊娠確率をお伝えしますね。
自然妊娠率の確率の記事でも紹介しましたが、妊娠の確率は1周期だけの確率と複数期間での確率で結構違ってきます。
今回はわかりやすくするために自然妊娠の確率との比較をして、どれぐらい低いのか?高いのか??を調べてみました!
1周期(1カ月) | 12周期(1年) | 108周期(9年) | ||
自然妊娠率 | 45歳~49歳 | 1.0% | 11.4% | 66.2% |
40歳~44歳 | 5.0% | 46.0% | 99.6% | |
35歳~39歳 | 18.0% | 90.8% | 100.0% | |
30歳~34歳 | 25.0% | 96.8% | 100.0% | |
25歳~29歳 | 30.0% | 98.6% | 100.0% | |
多嚢胞性卵巣症候群の妊娠率 | 1.9% | 20.1% | 86.7% | |
多嚢胞性卵巣症候群の自然妊娠率 | 0.9% | 10.7% | 63.8% |
残念がらせるわけではないのですが、多嚢胞性卵巣症候群の場合は40代中盤の方の自然妊娠率と同じぐらいです。
もちろん多嚢胞性卵巣症候群にも対処法はありますので、もし既に発症している方も気落ちせずに前向きに妊活に取り組んでいきましょうね。
自分が多嚢胞性卵巣症候群かどうか簡易チェックをしてみましょう♪
自然妊娠確率が下がってしまう多嚢胞性卵巣症候群ですが、簡易的に自己チェックしてみましょう。
こんな症状に当てはまっていたら要注意です。
- 月経周期が35日以上
- 月経が以前は順調だったのに現在は不規則
- にきびが多い
- やや毛深い
- 肥満
ただし、あくまでも傾向です。
最終的な判断はお医者さんでしかできませんので、多嚢胞性卵巣症候群の疑いがある人は、ぜひ受診のきっかけにしてみてくださいね。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)原因
多嚢胞性卵巣症候群の原因にはどういうものがあるのでしょうか??
はっきり言ってしまうと、まだ原因は完全に解明されていません。
ただし、多嚢胞性卵巣症候群にはホルモンバランスの崩れや、代謝の調子が悪いことが原因ではないかといわれています。
ホルモンバランスの崩れ
女性の脳下垂体とよばれるところから、黄体ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)が出てきます。
卵胞刺激ホルモンはその名前の通り、卵胞を大きく育てるホルモンなのですが、ホルモンバランスが崩れてしまいLHが過多になってしまってバランスが崩れると、卵胞がうまく育たなくて排卵が起こらないことがあるようです。
また、黄体ホルモンは排卵を促すホルモンです。
卵胞が育っていなくて排卵ができないのですが、もっと排卵を促そうと黄体ホルモンがもっと分泌されてしまい、より悪い方向へと進んでしまいます。
代謝の調子が悪い
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は体の中の代謝とかかわりが強いことが分かってきています。
代謝の調子が悪いと、インシュリンが多く分泌されてしまうことで、男性ホルモンが増加してしまうのではないかと考えられています。
簡易チェックで紹介した月経不順や、毛深いというのはこの男性ホルモンの影響があるんです。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になってしまった時の対処法
多嚢胞性卵巣症候群はまだ原因がはっきりしていないため、対症療法がメインの対処法になります。
結局は排卵が起こりにくい症状になっているので、クロフェミンという比較的効果の緩い排卵誘発剤を投与して排卵が起こるのを待ちます。
比較的緩い効果なので、副作用が出にくいのが特徴です。
クロフェミンでも効果が見込めない場合は、hMG-hCG療法が行われます。
効果の緩いクロフェミンと違って排卵を起こす効果は強いのですが、その反面副作用が強い傾向にあります。
副作用は卵巣が腫れてしまったり、「卵巣過剰刺激症候群」が起こってしまうことがあります。
その他の治療方法としてはカウフマン療法や、低用量ピルを用いて定期的な月経を起こすことでホルモンバランスを整えるなど様々です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を予防するにはピニトールがおすすめ
一番いいのは、多嚢胞性卵巣症候群にならないように予防することです。
アメリカでは不妊治療に効果的と考えられており、ピニトールという成分をサプリメントで補うことが広く浸透しています。
ピニトールはインスリン感受性を高めて、インスリンの量を抑えることで最終的にPCOSで男性ホルモンが多く分泌されている状態を緩和してホルモンバランスを整るカイロイノシトールに体の中で変換されます。
とくに米国では、食生活がジャンクなものであふれているので、多嚢胞性卵巣症候群の疾患が多いんです。
なぜ不妊なのかわからない状態では、多嚢胞性卵巣症候群を疑ってピニトールやカイロイノシトールが処方されてます。
日本ではアメリカで積極的に摂取されていた葉酸が厚生省から摂取することを勧められていますが、今後ピニトールも同じように多嚢胞性卵巣症候群を回避するために摂取するように勧められる方向性にあると思います。
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自然妊娠の確率が下がってしまう多嚢胞性症候群にならないように、またなっていても症状が和らぐようにサプリメントを含めてケアしていってくださいね♪
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