妊娠中にすじこはあまり食べない方がいいのか徹底検証!!
妊娠中にあまり食べない方が良い食品があります。すじこも実はそのうちの一つって知っていましたか?
すじこを絶対に食べてはいけないわけではありませんが、食べる時には注意が必要です。
すじこは栄養が豊富に含まれている食材なのですが、妊娠中に問題となるのが「生もの」である点、「高塩分、高コレステロール」という点が注意しなければならない理由になっています。
ここでは、すじこの危険性についてしっかり理解して、食べるのであればどの程度に抑えるべきかなど、注意点について紹介したいと思います。
すじこの危険なポイント
では、早速すじこの危険なポイントについて紹介していきますね。
すじこは秋鮭の卵を漬けたもので、薄皮がついた状態では筋子とよばれ、薄皮がないものをいくら(醤油で漬けて)といわれています。
すじこもいくらも基本的には生ものです。
生ものはリステリア菌のリスクがあります。
リステリア菌は健常者であればそこまで重い症状にはならないのですが、高齢者や乳幼児の方だと、発症してしまうと致死率が20~30%に達してしまう怖い菌です。
妊婦の方は致死とまではいかない場合がほとんどですが、死産や早産の原因にもなるので注意が必要と食品安全員会でも発表されています。
じゃあ新鮮なすじこなら大丈夫だ!というのも少し間違いがあります。
新鮮なすじこやいくらには、アニサキスという寄生虫が潜んでいる可能性があります。
アニサキスを体内に入れてしまうと激しい腹痛や、嘔吐症状が出てしまいます。
妊娠中にお腹に力が入ってしまうこれらの状態はストレスもたまりますし、胎児にも良くありません。
(閲覧注意!!アニサキスがいくらに潜んでいる動画)
どうしても食べたいときのポイント
すじこのリスクを知っていても、どうしても食べたい場合は食べる量に注意してください。
冒頭でも紹介しましたが、高塩分で高いコレステロールの食材です。もちろん食材として栄養が多く含まれているので、すじこに含まれる栄養素と食べても良い目安を紹介しますね。
すじこの栄養素
・良い面
ビタミンE
鉄分
ビタミンB1・B2・B12
が多く含まれています。
鉄分は妊婦にとって、非常に重要な栄養素です。どうしても貧血に悩んでしまう方が多いので。
またビタミンB群が多く含まれているのもポイントです。血を作る時に重要なビタミンですので鉄分と一緒に摂れるのはメリットですね。
注意していただきたいのはビタミンEです。
ビタミンEは脂溶性ビタミンといって体の中に蓄積されてしまうビタミンです。
過剰摂取してしまうと胎児の奇形にもつながるので、食べ過ぎには要注意です。
・悪い面
高コレステロール
高プリン体(痛風の原因物質)
高ナトリウム(塩蔵品の場合)
成人病の原因になりそうな要素が盛りだくさんです。
ただ高いといってもコレステロールは、510mg(100gあたり)で、卵の黄身は1400mg(100gあたり)なので、そこまで神経質になる必要はありません。
プリン体も実はそこまで高すぎるということでもなく、15mg(100gあたり)です。
納豆は113mg(100gあたり)なので、神経質にならなくても大丈夫です。
注意すべきは塩分です。4.6g(100gあたり)なのでこれはかなり高い数字です。
※筋子1腹50gです。なので上の数字も量に合わせて計算してくださいね。
妊娠中に推奨されている塩分は8gなので、1腹食べると約4分の1にあたる塩分を摂取してしまいます。
日本人の平均摂取塩分量は10.1gなので普通に生活している分でも塩分過多なのに、すじこを食べてしまうともっとオーバーしてしまいます。
なので、食べるとしても1腹食べると妊娠高血圧症の原因となる塩分の摂りすぎにもなってしまいますので、1切れ程度に抑えるのがベターです。
目安としてはセブンイレブンなどで売っているすじこおにぎり一個分程度です。
まとめ
妊娠中には生ものはリスクがあるので、回避したほうが良いですね。
ただしどうしても食べたい場合は1切れ程度に抑えましょう。
妊娠中に必要な栄養が含まれているのですが、すじこで補わなくてもサプリメントで補うことができます。
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赤ちゃんの影響を考えて、必要な栄養をサプリメントで補助してあげましょうね。