活性酸素は妊娠に影響を与えます!

生きていくためには欠かせない酸素が実は不妊の原因になるって知っていますか?

実は活性酸素には「体の細胞を老化させる」働きがあるといわれています。
体が老化することで妊娠するために大切な子宮や、卵子などの細胞が酸化して老化してしまうことで、妊娠率が下がってしまうといわれています。

今回はそんな妊活中の女性に大敵な活性酸素について、そもそも活性酸素ってどういうものなのか?具体的に不妊にどういう影響があるのか?
活性酸素から体を守る方法はないか?などの情報を紹介したいと思います。

このページを見ることで、錆びない生き生きとした体を手に入れるきっかけにしてくださいね。

活性酸素ってなに?不妊に与える影響ってどんなことがあるの??

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活性酸素とは、酸化させる力が非常に強い酸素です。酸化ってよく聞く言葉ですが、すごい攻撃力なんですよ。

本来は体に入ってきた細菌やウイルスに攻撃してくれるという免疫の働きを持っているのですが、過剰に活性酸素が増えてしまうと、体の健康な細胞に対しても酸化させてしまうので、妊娠を考える上で恐ろしい老化の原因にも・・・。

老化の研究では「老化=酸化」といわれているぐらい、活性酸素と老化には強いつながりがあると考えられています。

もちろん活性酸素の攻撃対象は卵子や卵巣、子宮も例外ではありません。
活性酸素で卵子や子宮が酸化してダメージを追ってしまい、老化がすすんでしまうことにつながります。

自然妊娠率の確率でも紹介していますが、妊娠率は加齢とともに下がっていってしまうんです。
活性酸素が増えてしまうと、体が老化してしまって妊娠しにくい体になってしまいます。

活性酸素と卵子

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先ほども少し説明しましたが、活性酸素と卵子の関係についても紹介しますね。

実は卵子って、赤ちゃんの時から「原始卵胞」というかたちで女性のおなかの中に生まれる前から存在してるんです。
この生まれたときにある原始卵胞が、大人になって大きくなって卵子となって排卵されます。

なので、実は生まれたときにはすでに卵子の赤ちゃんは1歳。自分よりも1つ年上なんですね。

体の細胞は常に新陳代謝で入れ替わっていますが、卵子の元だけはずっと一緒に付き合っていく必要があるので、酸化ストレスが強いとずっと卵子にも負担がかかってしまうということなんです。

活性酸素は女性だけでなく男性側も気を付けたい理由

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ここまで、女性側の活性酸素の怖い面を紹介してきましたが、男性にも無関係ではありません。
実は活性酸素が細胞にダメージを与えるということは、精子細胞で初めて報告されたケースなんです。
参考:https://ajplegacy.physiology.org/content/138/3/512.short

研究の結果では酸素濃度の高い環境では、活性酸素の量が増えてしまいます。
酸化ストレスが過剰にかかることで精子の運動機能が低下してしまったというもので、抗酸化剤を与えると運動能力が回復したということで、活性酸素は精子が元気に動くかどうかに深く関わっていることがわかっています。

もともと、精子自体が運動能力に特化して作られている細胞なので酸化ストレスから守る抗酸化酵素があまりありません。

精子の細胞膜はDHAのような酸化しやすい不飽和脂肪酸で構成されているので、酸化ストレスがかかることで精子の細胞膜が酸化してしまったり、遺伝子情報を含んだDNAが酸化してしまう場合もあります。

男性不妊患者のうち3割から8割は酸化ストレスによって精子がダメージを受けているという報告が上がっているので、男性不妊には活性酸素が深く関わっているみたいです。
参考:Oxidative stress and male infertility

男性不妊についての研究が最近始まったこともあり、実は男性不妊の詳しいところはわかっていないものが多いのが実情。

ただし、さっき挙げたような運動能力の低下と機能性の低下は活性酸素によって引き起こされているということは解明されているので、男性も女性と同じく活性酸素には注意が必要です!

活性酸素が増えてしまう原因

普段気にせずに過ごしていると、活性酸素が増えてしまうような生活を送っている方も多くいらっしゃいます。
活性酸素が増える原因をチェックして生活習慣を改めてくださいね。

食生活の乱れ

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現代の食生活には、様々な化学物質が含まれた食品が数多くあります。食品添加物ってやつですね。

直接これらの添加物が体に悪さをする面もあるのですが、体の外に有害な物質を出そうと体が反応して活性酸素が発生してしまいます。
もともとの活性酸素の働きですよね。

また脂っこいコレステロールが溜まりやすい食事も活性酸素を発生させてしまいます。
食事から摂った余分な脂質は肝臓で代謝されて体に安全な形で蓄積されてしまうのですが、脂質を代謝するときに活性酸素が発生してしまいます。

なので、食生活が乱れている場合はなるべく食品添加物の使われていない食事、脂分の少ないヘルシーな食事を心がけることが大切です。

ストレス

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体がストレスを受けると、身を守るためにストレスを緩和させようとして、「副腎皮質ホルモン」といわれる、アトピーなんかのステロイド薬としても使われる成分が分泌されます。

副腎皮質ホルモンが分泌されるときに一緒に活性酸素が発生してしまうんですね。

他にも、ストレスが溜まっていると大量のビタミンCが消費されていくことに。。。
ビタミンCは後でも説明しますが、とても抗酸化の力が強い成分なので、消費されてしまうと活性酸素の力がやわらげられないので、活性酸素の勢力が強くなってしまうんです。

喫煙・飲酒

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たばこは百害あって一利なしです。
活性酸素がどうこういう前に、妊婦さんや妊活中の方にとっては論外の有害物質の塊です。

お腹の中に赤ちゃんがいる人はすぐにやめてくださいね。

タバコを吸うと体の中にタールや発がん性物質などが入りますので、体を守るために活性酸素が増えてしまいます。

ご自身でたばこを吸っていなくても、受動喫煙でも活性酸素は増えてしまいますので妊娠に直接関係ないからいいやとなるのではなく、旦那さんも禁煙するようにしてくださいね。

アルコールは妊娠していなければ、適量であれば健康にいい影響があります。
活性酸素を減らしてくれる効果もあるので、飲みすぎには注意です。

激しい運動

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健康に良いイメージの運動ですが、やりすぎは禁物です。
運動することで体に取り入れる酸素が増えてしまうので、単純に生成率が同じでも活性酸素の量としては増えてしまうことになります。

有酸素運動も活性酸素を生み出す原因となります。マラソン選手が寿命が短いのは心拍を鍛えるうちに心肥大になることで寿命が短いと考えられてきましたが、今では活性酸素が影響しているのではないかと考えられています。

もちろん、軽い息が上がらない程度のウォーキングなどは非常に健康にいいですし、運動をすることで抗酸化力も強くなります。

これだけ気を付ければ錆びない体を作れます

活性酸素を減らすには抗酸化力を高めることが大切です。

3つのポイントを押さえて、錆びないからだで妊娠しやすい体作りに励みましょう。

抗酸化作用の強い食品・サプリを摂る

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・ビタミンc
ビタミンCは抗酸化作用の代表格です。
柑橘系に多く含まれているので積極的に食べてくださいね。ただし注意点として水溶性ビタミンなので、体にためておくことはできません。

一気に食べるというのではなく、定期的に摂るようにしましょう。

・ビタミンB2
ビタミンB2も抗酸化作用をもつ水溶性ビタミンです。
不飽和脂肪酸が参加してしまうと「過酸化脂質」という物質になり。細胞を痛めてしまいます。
ビタミンB2は過酸化脂質を代謝して分解してくれる役割がありますので、細胞の老化を防ぎます。

・ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つ、若返りのビタミンとよばれることもある脂溶性ビタミンです。
脂溶性ビタミンは水溶性ビタミンと違って、体の中に蓄積されます。

妊活中は過剰に摂りすぎなければ問題ありませんが、妊娠中は赤ちゃんへの影響も考えて摂りすぎないようにしましょう。
成人女性は6.5mgが摂取推奨量です。特に妊娠中は増やさなければならないことはありませんが、授乳期だけ0.3mgだけプラスになります。

ビタミンEは体で作ることができませんので、アーモンドなどビタミンEを積極的に摂取しましょうね。

・ビタミンA
ビタミンAも抗酸化作用の強いビタミンです。
ですが、脂溶性ビタミンということと、妊娠中にビタミンAを過剰摂取した場合赤ちゃんに奇形の可能性が出るということで、慎重に摂取しないといけない栄養です。

妊娠中の葉酸サプリでも、ビタミンAは使われていないか、使っていてもきちんと量が過剰摂取にならないように気を配られている成分です。
蓄積してしまうので食事からの摂取も注意が必要。うなぎなどに多く含まれているので、食べ過ぎないようにしてください。

・水素水
最近注目されている水素水です。

世の中的には「ほんとに効果があるの??」という声も挙がるいろんな意味で注目の的。

個人的には効果があるかもしれないというところにとどめています。

NHKでも紹介された経緯もあるので、全くないとは言い切れないのでは??
と感じています。

特に悪いものでもありませんので、水素水を試すだけ試すのはいいのではないかなと思います。

2.適度な運動

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先ほどの原因と矛盾するようですが、実は運動も抗酸化作用を得ることができます。

「え?酸素を取り込んで活性酸素が増えるんじゃないの??」と疑問に思うかもしれませんが、確かにそういう側面はあるんです。

でも、運動することで、体内の活性酸素を分解する酵素が作られます。

なので、激しい運動をしてしまうと酵素でも分解しきれない活性酸素が発生してしまいますが、軽く歩く程度の運動であれば活性酸素の増加はそこそこに、分解酵素の恩恵を受けられるんです。

是非、適度に運動して体に抗酸化物質をためていってくださいね。

3.いい睡眠をとる

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強い抗酸化作用のあるメラトニンというホルモンがあります。

メラトニンは夜寝るときに松果体から分泌されるホルモンですので、生活リズムが狂ったり、睡眠不足になるとメラトニンの量が減ってしまって抗酸化作用の恩恵を受けられなくなります。

メラトニンはサーカディアンリズムという体内時計に沿って分泌されます。

いったん分泌が抑制されてから14~16時間ほど経過するとまた分泌されるという仕組みなんです。
抑制は主に光の刺激を受けると抑制されてしまいます。

なので、寝る前にスマホとかテレビの強い光を見るのは禁物です。

逆に朝一番に光を浴びることで、夜の就寝時間に近い時間になるとメラトニンが分泌されるようになっています。

質の良い睡眠をとるポイントはこの2つ。

「夜は強い光を見ない」、「朝日をたっぷりと浴びる」

これでいつもより質の高い睡眠をとることができて、抗酸化物質も分泌されますので、老化のない錆びない体に一歩近づくことができます。

いかがでしょうか?
活性酸素が妊娠に与える悪い影響と原因、そして対策を紹介させていただきました。
あなたが少しでも活性酸素を減らして妊娠しやすい体になることを期待しています!