葉酸は妊娠中期以降も重要です!

妊娠初期に葉酸を摂取することで、神経管閉鎖障害のリスクを低くするということは、あなたも知っているかもしれませんが、ここで疑問になるのが「妊娠初期以降」のこと。
妊娠中期も葉酸を飲み続けても良いのでしょうか?余ったサプリはどうしよう・・・という疑問が出てくると思います。
しかも噂では、妊娠中に葉酸を摂りすぎると赤ちゃんが喘息になるって聞いたことがある・・・という方もいらっしゃいますよね。
妊娠中は少しのことでも敏感に反応してしまうと思います。
そこで、今回は妊娠初期以降にも葉酸ってどれだけ必要なの?喘息のリスクは?ということについてお答えしたいと思います。

そもそも推奨されている葉酸の量のまとめ

少しややこしいのですが、厚生労働省によると妊娠初期は240μgにプラスして400μgを栄養補助食品から摂取しようということを厚生労働省が推奨しています。
(厚生労働省 「日本人の食事摂取基準」2010年度版

間違いやすいのですが妊娠をしていない状態は推奨量の240μgですが、そこからさらに400μgを摂取することを推奨しているのが妊活中のプレママや妊娠初期の方の葉酸の必要量です。

プラスして400μgを栄養補助食品(サプリメント)から摂取することで神経管閉鎖障害のリスクを低減する効果があるので推奨されています。
【関連記事】⇒妊娠初期に葉酸が必要な理由

これに対して、妊娠初期以降の方の葉酸の推奨摂取量は通常の240μgにプラスしてもう240μgを摂取することを推奨しています。
つまり一日に必要な葉酸の量は480μgということです。

厚生労働省の平成25年国民健康・栄養調査によると、日本人女性の葉酸の一日の平均摂取量は271μgで、きちんと摂取できています。
でも、妊婦の方はいつもと同じ生活をしていると200μgほど推奨よりも不足が生じているんですね。

なので、妊娠中期以降も葉酸をしっかりとることが大切です。
でも、葉酸って熱に弱い水溶性ビタミンなので食事からきちんととることが難しいです。

葉酸サプリが余っているなら、飲み続けることを推奨します。でも妊娠初期よりも必要な量は半分程度になっているので、妊娠初期に飲んでいた葉酸の量よりも減らしてもOKです。

葉酸を飲み続けることでリスクはないの??

葉酸を妊娠中期以降に飲み続けると、赤ちゃんが小児喘息を起こすというような噂を聞いたことありますか??

実はオーストラリアの大学で、妊娠中期以降に葉酸を過剰摂取し続けると、小児喘息のリスクが上がるという研究結果があったのです。
アデレード大学 葉酸過剰摂取と小児喘息について

話が違うじゃないか!さっきは飲み続けても良いって言ったのに。。。という方、ちょっと待ってください。

このオーストラリアでの研究結果は葉酸を過剰摂取「0.1mg」し続けた場合のリスクになります。
0.1mgは単位を変えると1000μgです。これは日本の厚生労働省でも0.1mg(=1000μg)以上は摂取しないようにという推奨が出ています。

0.1mgってなかなか摂取できないですよ。日本人女性の平均葉酸摂取量が271μgですからこれに妊娠初期の必要な葉酸の倍の800μgを飲んでやっと超えるというような値です。

つまりは、普通に生活していればサプリを多く飲まなければ摂取しきれません。
なので、さっきも言いましたが妊娠初期に飲んでいた葉酸の半分ぐらいのサプリを飲み続けるのは特に問題が無いってことです。

葉酸が不足すると起こるリスク

逆に葉酸が不足してしまうと巨赤芽球性貧血という、血が薄くなってしまう貧血が起こります。
これは葉酸が不足したりビタミンB12が不足すると起こってしまいますので、しっかりと葉酸とビタミンB12を摂る必要があります。

まとめ

葉酸は妊娠初期には赤ちゃんのためにも必要ですが、妊娠中期以降にも必要な栄養素です。
今まで通りの食生活だと不足しがちになってしまいますので、葉酸を多く含んだ食品を摂取するか、葉酸サプリを妊娠初期に飲んでいた量の半分(200μg程度)飲むと良いです。
よっぽどのことが無い限り、過剰摂取にはなりませんが0.1mg(=1000μg)を超える量を摂取し続けることがないようにしましょうね。